永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
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「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展
レディ・リリスⅡ
<レディ・リリス>


ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ画<レディ・リリス>の美しいポスターにつられて京都伊勢丹で開催中の「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展へ行ってきました。
バーン・ジョーンズと並んで象徴派・耽美派の美術を好む者にとってはお馴染みの画家です。一時期この手の絵画や文学に興味を持って書物を探したり展覧会に足をはこんだりしたものです。
ロセッティの描く美女は一目で彼の作とわかります。少ししゃくれぎみの輪郭、潤んだ瞳と厚みのある独特なカ-ブを描く花のようなくちびる、どちらかといえば中性的な顔立ちです。私好みの涼しげな美貌とはいえませんが 濃密な色香が漂う美女にちがいありません。
この<レディ・リリス>、原画を見るまで油彩画だとばかり思っていたら水彩と顔料で描かれていたんですね。ちょっと驚きでした。
バーン・ジョーンズの描く人物の方がどちらかといえば端正で私には好もしく、特にモリスと組んだ装丁のイラストレーションには強く惹きつけられます。彼の後にビアズリーが続く訳ですし…
他にもこの系譜に属する画家はいるのですが、今回の展覧会ではこの二人の作品以外にはいまひとつ魅力的なものが見当たらず、ウィリアム・モリスの図案デザインも点数的に物足らない印象でした。これはあくまでも私の感想ですので悪しからず…
ただ、ラファエル前派の傾向と物語性豊かな世界に触れるにはそこそこの内容といえるでしょうか
それにしても<レディ・リリス>のポストカードが販売されていなかったのは意外というか残念でした。
せっかく記念に買って帰ろうと思っていたら当てがはずれて…絶対に売れ筋なのに!(笑)もしかしたら会期が27日までなので既に売り切れていたのかもしれませんね。
余談ですが、ずっと以前に葉祥明氏が私の描く女性は大正時代の美人と西洋人のクォーター(?)のようだと評されたことがありましたっけ…
考えてみたら、この世界で絵を描くようになるまでに、洋の東西を問わず影響を受け吸収してきた様々な要素が作品(顔)に現れているということかもしれません。

ビアズリー風Ⅱ


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