永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
東山ブルー
花舞



先日の日曜美術館でも紹介されていましたが、
東山魁夷画伯と言えばあの深く澄んだブルーの色調がすぐに連想されます。
私が初めて目にした彼の作品は”白い馬”でした。

確かテレビでオンエアされた画集発売CMがきっかけだったと思います。
その幻想的でモダンな感覚は今までの日本画に対する認識を改めさせられるというか、
ちょうど美大の受験をひかえていた頃だったのでかなり新鮮な衝撃を受けたことを
憶えてます。書店ですぐに予約をして購入した画集が今も書棚にあります。
ページを繰ってゆくと、確かにブルーを基調とした作品の割合が多いことを
実感します。

北欧の風景を題材にした”青”の世界にはどこか深い孤独を感じるのですが、
古都京都の四季を写し出した趣きのある”蒼”には静寂な暖かみを覚えます。
画家の心の遍歴が作品には映し出されるものなのでしょう。

余談ですが、”京洛四季”の中の円山の夜桜の図を観る度に
昨今の桜の姿を思い痛々しく哀しくなります。東山に満月が
登り満開の枝垂れ桜の、正にあの絵のままの姿を目にした
ことのある者にとっては同じ気持ちだろうと思うのですが・・・
最後にまた祇園の桜の話題になってしまいました(笑)


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