永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
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大正シック展
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<物想い>


十月まで残すところ二ヶ月足らずとなり、
真剣に気持ちは焦っているのですが、そんな状況で目に入ったのが”
大正シック展”の広告でした。

中村大三郎の”婦女”の気品のある美しさに思わず見とれてしまい、
実物をどうしても見てみたい!という衝動に駆られ出掛けてきました。

平日の午前中、当日台風が接近するかも知れないという不安定な
天候のせいもあってか、会場は人もまばらで静かにゆっくりと
鑑賞することができました。

それにしてもガラス越しでなくむき出しの状態での展示で、
こんなに無防備で大丈夫?と思いながら、私としては筆のタッチや
細部の質感まで間近で感じ取ることができてとても参考になりました。

この部分は作者が楽しんで筆を入れたのだろうなと
同じ描き手としてそんなことを考えながら見てしまいました。

着彩画と並んで下書き(草稿)も展示されていましたが、
実際の完成作品に至る試作の状況が垣間見れてなかなか興味深かったです。

以前にも上村松園の”花がたみ”の草稿を見たことがありましたが、
何度も描き直している内に紙が破れてしまったのでしょう、
その上から切り貼りして描かれている下絵の状態に、
作者の苦心と息づかいまでが感じられるようで完成作とは別の感動を覚えました。

話を戻しますが、中村大三郎の深窓の令嬢の画は他に何点か知っているのですが、
今回の作品は私には初めて目にするものでした。

他にも大正デモクラシーを感じさせる作品や着物、雑貨などの展示物が並び、
小規模ながら楽しめる内容の展覧会でした。

尼崎市総合文化センター美術ホールに於いて8月26日まで催されています。
興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
目玉は何と言ってもやはり”婦女”の画です。
美しいものを観ることは心の栄養になりますね。

※当ブログの永倉万里江のイラストの著作権は全て作家永倉万里江にあります。
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