永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
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花衣 ぬぐやまつはる…
花ごろもブログ用


このイラストは 詩とメルヘン誌上でエリさんとのコラボ企画に

描き下ろした作品でカラー頁とモノクロ頁二枚一組で依頼された内の

一枚なのですが モノクロ作品でありながら なかなか艶っぽいムードの

仕上がりだと編集部から好評のコメントをいただいたことを覚えています。

久しぶりに見直しているうちに 季節のせいか この句が頭に浮かびました。


花衣 ぬぐやまつはる 紐いろいろ (杉田久女) 


花衣とは 花見衣のこと。

花見から戻って 心はその余韻に浸る一方で

体は 一刻も早く 衣の縛から開放されたくてたまらない。

それにつけても 絡みついた色とりどりの紐を

一本一本 ほどいてゆかねばならないもどかしさ…


着物を着た経験のある女性には この感覚がなんとも

リアルに理解できて 思わずうなづいてしまいます。(笑)


杉田久女。1890年(明治23)~1946年(昭和21)。

この句を作ったとき(1919年)久女は29歳。

俳句をはじめてわずか2年余の作品だそうですが

女性ならではの感性で詠まれた近代俳句の傑作といわれています。

春の宵の独特な倦怠感と妖艶さ 耽美的な情景を想像させる

まさに桜の季節に似つかわしい一句といえるでしょう



sakura_fc2.jpg
<永倉万里江「花乙女座」はコチラから>
今月の花乙女座では 桜特集を組んでいきます
第一弾は 西行&古今和歌集 是非ご覧下さいませ。



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