永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
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❁思い出の授業~日本伝統色の研究❁
日本伝統色1
上村松園画 伊勢大輔(いせのたゆう)
永倉万里江模写


芸大時代の選択科目に「日本伝統色の研究」という講義がありました。

その世界の権威であった長崎盛輝教授のユニークな授業は今も懐かしい大学の

思い出として残っています。講義というより実技の時間と言った方が良いでしょう。

授業が始まるとまず黒板に教授の持参した色見本が毎回何枚かずつ張られます。 

学生達はおのおの持ち込んだ絵の具を混色して その見本通りの色を時間内に

作り出すことに苦心したものです。出来上がった色を直接教授に見て頂いてOKが

出たら その色を画用紙に塗り付けてストックしてゆきます。そうして数ヶ月間の

講議に毎回出席して貯めた各自の色見本を使って一冊の図録を作成するのです。

バインダー形式のアルバムを利用して 決められた項目に色見本を切り張りして

完成させます。学期末にその作品を提出すれば単位を取得できるシステムでした。

中身の構成は色系統別 重ねの色目 十二単 鎧の縅 繧繝模様など どれも大変

興味深い内容で四季折々の自然の美しさに培われた日本人の繊細な色彩感覚に

あらためて感嘆させられます。自分が日本人であることを誇らしく思えるほどです。

教授が「私の授業で学びながら作り上げたこの図録は君たちの宝物になるでしょう。

卒業後もずっと大事に保管して下さい。」とおっしゃっていたことを今も覚えています。


日本伝統色系図1


十二単ミニ    重ねの色目

今見ても とても参考になります。大学時代の私の財産となりました。


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