永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
✿ 雀のかあさん ごめんなさい、、、✿
ジンジャーベアブログ

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昨日は外出してみると 日差しも気温もまるで夏の様で 

すずめが水溜りで水浴びする姿を見かけて思わず

微笑んでしまいました。すずめも暑いんだな、、、なんて(笑)

五月から七月頃にかけては すずめのヒナが孵る時期で

木々の繁みの中や そこかしこで 親鳥に餌をねだる

子すずめのせわしなくあどけない泣き声が聞こえてきます。

親鳥はこの時期 ヒナの食欲を満たすために せっせと

餌を運ばなくてはならないので大変です。

私は野鳥の姿を見たり さえずりを聴くと つい足を止めて

視線で追ったり 耳を澄ませてしまうのですが、、、

この時期 子すずめが親鳥から餌をもらう微笑ましい光景に

出くわすことが多くなります。幼鳥特有の餌をねだる

しぐさで羽根を小刻みに震わせて いかにも甘えている様な

「頂戴 頂戴 おかあさん」 といった風情なのです。

羽毛の色もまだ薄く くちばしの縁が黄色くてきょとんとした

表情も あどけなくて愛らしいので ずっと眺めていたくなります。

まだ世間の恐ろしさを知らない子すずめは無防備そのもので 

私みたいな人間が近くで見ていても 全く危機感がありません。 

親すずめは そんなわが子が心配でならず そわそわ落ち着きなく

何とかしてヒナを人目から遠ざけようと焦っているのが解ります。

大抵の場合は 餌でつって その場から移動させてしまいます。

こちらとしたら なにも危害を加えるつもりがないのに そんなにまで

過剰に警戒されるとちょっと淋しいんですけど、、、(笑)

でも それは人間のエゴというものなんでしょうね。自然界の厳しさは

野生動物にとっては ほんの少しの油断が命取りになるのですから

当然の行動なのです。それにしても親子の間でどういった言葉(?)で

コミュニケーションが交わされるのでしょうね。無垢な子すずめもいつの間にか

親すずめと同じ様に 人間を警戒する成鳥となってゆくのですから。

こうして同様に次の世代へと受け継がれてゆく自然の摂理というのでしょうか。

そんなことを考えている内 思い出した金子みすずの詩があります。

CMで流れているのでご存知の方が多いでしょうけれど、、、


★ 雀のかあさん ★

子供が子雀つかまえた

その子のかあさん笑ってた

雀のかあさん それみてた

お屋根で鳴かずに

それみてた



なんだか この詩を読むとちょっと胸が痛みます。

いくら子すずめが可愛くても かあさん雀をはらはらさせる行為は

慎もうと反省しました。なるべく さりげなく眺める様に致します。はい。


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