永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
☆ モノトーンの魅力 ☆
スプーン

 ♣  ♠ 


依頼されるイラストが ごくたまにモノトーン原稿のときもありました。

原画自体はカラーで描いても構わないということでしたが 掲載は

結局白黒になってしまうので始めからモノトーンで描く様にしていました

私は案外 このモノトーン画を描くことには抵抗がありませんでした。

水墨の世界とまでは言いませんが 黒のグラデーションでの表現は

なかなか おもしろいものなのです。上手く描けた時は不思議ですが

黒の諧調の中に色彩を感じられることがあるのです。

今回ご紹介する作品も なかなか良い出来映えだったものです。

自分でも久しぶりに見る作品で 懐かしく 「彼女のシッポ」という

詩の内容がとても小粋で読みかえして 笑みがこぼれました。

 
  彼女のシッポ 

と ま と

ト ラ ン ペ ッ ト

と ま と ジ ュ ー ス

 彼女のシャーベットは あとひとくちで底をつく

ス ペ ー ス シ ャ ト ル

ル ー ペ

ペ ン ギ ン

だめよ それ んがついてる

 うまくシッポがつかめてないのは

 薄いブルーのトレーナー

じゃあ ペ ナ ン ト

と う ふ

ふ た り

リ ル ケ

けっこんしようか

詩/音沢 有人



しりとりの落ちでプロポーズなんて 憎いこと(笑)

そういえば 今日は 英国ではロイヤルウェディングでしたね。

.。・:*:・゚'☆☆.。・:*:.。・


モノトーンⅡブログ


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◆もし上記の内容が発覚した場合は、法的措置を講じます。


~♣今回はお料理日記?♣~
箸置き
✿ My箸置きコレクション ✿


☆ ♥ ☆


さて 先日の頂き物のラディッシュと蕪はきゅうりと一緒に甘酢漬けにしました。

お吸い物用の結び昆布も入れておくと 旨みも出るし彩りのアクセントになります。 

ラディッシュの色素で漬け酢はみるみるきれいなピンク色に染まってゆきます。

数時間くらいでもOK。サラダ感覚でさっぱりと美味しくいただけました。


ラディッシュ酢漬け


蕪の葉っぱが沢山ついていたので こちらは さっと茹でてから細かく刻んで

ごま油で炒め 砂糖(私はラカント使用)と だしつゆで味付けして仕上げに

削りかつおをふりかければ 出来上がりです。私はいつもは大根の中抜き葉で

同じように作っています。野菜不足を補う一品としても、ご飯の友にもオススメです

☆ ♥ ☆

冒頭の画像ですが今回のお料理日記(?)にちょうどピッタリな箸置きを持って

いたことを思い出して撮影してみたものです。思った以上に可愛くて、、、

赤蕪 そらまめ 茄子、、、箸置きって色々なデザインがあるもので集め始めると

なかなか楽しいものです。季節やメニューに合わせて置くだけで食卓が潤います。

そんなちょっとした演出を楽しめる心のゆとりを持ち続けていたいですよね



くつろぎ

もう随分前の作品ですが、こんなお洒落なカップルの絵も描いていたんですね~私(笑)


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~☆ 春 色 ベ ジ タ ブ ル ☆~
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お花畑・パピヨン

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春を迎えて 美味しそうな野菜や山菜が店頭に並ぶようになりました。

ほんのり苦味のうどや菜の花 毛深な皮を纏った筍も

この季節ならではの旬の味覚を運んでくれます。

葉っぱの柔らかな春キャベツやレタス 甘みの強い新玉ねぎetc、、、 

生のままでサラダにしたり 調理するならシンプルな味付けで

素材の持ち味を壊さないようなメニューが良いですね。

今日 たまたま お友だちの自家菜園で採れたばかりの

新鮮な ラディッシュ、スナップえんどう、チンゲン菜など

頂いて帰ってきました。 今 ちょっと幸せ気分です(笑)


採れたてベジ


紅色のラディッシュや明るい緑色のえんどうを見ていると 

サラ・ミッダの可愛い世界を思い出してしまいます。

さて どんなふうに腕をふるって(?)料理しましょうか 

クックパッド なるもので検索するという手もあるそうですし

メニューはこれからゆっくり考えることにいたしましょう、、、


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お花畑ブログ

<パ ピ ヨ ン>



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☆・゚'★.。・:'猫 猫 仔猫・゚'★.。・:'☆
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眠り猫
☆・゚'★.。・:*:・゚'☆・゚'★.。・:*:・゚'☆


今までも ペットは小鳥ぐらいしか飼ったことはないのですが

犬派か猫派と問われたら 私は ”やっぱり猫が好き” なんでしょうね

絵のモチーフとしても 今までの作品に登場しているのは断然猫の方に

軍配があがります。特に初個展”Simpleなくちづけ”ではシャム猫が

何度も姿を現しています。あの時は 参考資料の写真を見ながら描き

ましたが 過去に一度だけ大学の作品制作の為に知り合い宅のシャム猫を

スケッチしたことがありました。特徴のある毛色も画題として魅力的でしたが

水色のガラス球のような眼が本当に綺麗で どきり!とした覚えがあります。 

でも実際描いた日本画のシャム猫は眼光が鋭くなり過ぎて可愛げのない

表情になってしまったことを覚えています。その反動なのかどうか

イラストでは随分可愛らしい猫になっていると思うのですが、、、(笑)

今やアメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドがポピュラーな様ですね。

最近ペットショップでアメショーの子猫を見ていたら 眼の色が水色であることを

初めて知って、洋猫はやっぱり青い目なんだ、、、なんて妙に感心したりして(笑)


☆・゚'★.。・:*:・゚'☆・゚'

夜の読書Ⅱ

完璧な恋人 収録作品

悲恋の物語読みつぎ更ける夜のサフランほのかににおうキッチン/山崎郁子

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~新しい詩歌の形 ”五行歌”~
五行歌なるものがあることを知ったのは"99年 ”詩とメルヘン”

誌上で水源 純(みなもと じゅん)さんの特集が組まれたときでした

「五行歌」とは「五行詩」とも言い五行で書く詩歌のことで

口語短歌や、古くは古代歌謡の流れを汲むものだそうです。

五行の中で言葉の持つリズムやメロディーそして余情を用い

自然や心、思いを表現することを理想としています。

”この鳩尾(みぞおち)へ”と銘打たれた彼女の五行歌の描く

現代的な官能世界に触発されて描いたのがこの画です。


< この鳩尾へ / 水源 純 >

無 防 備 な
こ の 鳩 尾 へ
す る り
入 り こ む
あ な た を 抱 く


く ち づ け た
喉 仏 に
ほ ん の わ ず か
わ た し が
宿 る


君 の 呼 吸 が
撫 で る
皮 膚 の 一 部 か ら
体 は
呼 吸 し 始 め る


思 い と ど ま る
君 の う え
ね だ っ た キ ス は
無 残 に
朽 ち た


あ な た の
背 中 を
思 い 出 せ な い
見 た こ と が
な か っ た の か も し れ な い



この鳩尾にサイズB

★詩とメルヘン'99.11月号/ 特集 水源純 五行歌集 <この鳩尾へ>


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幻 の~花 軍 はないくさ~
椿輪#


何事もなければ 昨年九月には二年ぶりの個展を開く予定でした  

三月に市民ギャラリーの申し込みを済ませた矢先 母の入院、手術と

思いがけないことが続き その時に諦めてキャンセルしようと

思ったのですが 描き下ろしは無理でも手持ちの作品を展示する

方法で何とかできるのではと考えなおして思いとどまりました。

何より病床の母が開催を望んで楽しみにしていましたから、、、

私もその頃には 母も少しは回復してくれるだろうと望みを抱いて

とりあえずは案内状のデザインだけでも考えておこうと

既にタイトルは”花軍~はないくさ~”と決まっていたので

ビジュアルには 前年暮れに干支(寅)をテーマにした

コンペで入選した作品二点を使うことにしました。

この花軍というのは 廃曲となったの演目だそうです。

森田曠平氏の画集の中に 桜の枝を持った舞妓と山吹の枝を

持った舞妓が お互いに花枝を振りかざして闘っている絵があります。

そのタイトルが花軍とあったことが強く印象に残っていたのです。

字面も響きも華やかでいて強さもあるので 虎と硬派な美女との

組み合わせが面白い仕上がりになりそうだったのですが、、、

一旦持ち直していた母の病状が八月に入って悪化、急変したことで

止むを得ず個展は開催直前のキャンセルとなりました。

 私の”花軍~はないくさ~”は 幻に終わってしまったのでした。


花軍いくさnⅡブログ文字入り

2001年龍神降誕の"虎と少年"の図の両脇に配した美女を再構築したもの
私自身としては前作を凌ぐまではいかなかったと思っています。


★廃曲と記しましたが ”花軍”
今年三月横浜能楽堂に於いて90年ぶりに金剛流の上演があったそうです。
興味が湧いてウェブ検索するうちに村上湛氏の古典演劇評論に行き着き
 高尚な文章に頭痛(?)を覚えながらも裏に秘められた深い意味合いに
思わず唸ってしまう始末(笑)恐るべし 日本文化!勉強になりました


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~しづ心なく 花の散るらむ~
短冊小 往く春Ⅱ文字入り


世 の 中 に 絶 え て 桜 の な か り せ ば 

春 の 心 は  の ど け か ら ま し   
                             在原 業平


昨日はどうやら花散らしの雨となってしまったようですね

今年の桜はこころなしかいつもより紅色がかってみえました

その年の冬の気温が低いと花の色が濃くなるとか、、、

染井吉野が散ってしまっても まだこれから八重咲きの桜が

楽しめます。 ただし牡丹桜と呼ばれるだけあって

豪華な風情で儚さは感じられないかもしれませんが(笑)

私は八重の品種でも薄桃色の小輪のタイプは

可憐な愛らしさがあって好もしく思っています。

いずれにせよ 桜に心騒ぐ日々もそう長くはありません

往く春を惜しみながらも  新しい歩を踏み出さなくては、、、


ぼかし楕円小

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~サズの音色と 宇野 亜喜良的浪漫世界~
アネモネⅡ

☆・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆

今月からNHKみんなのうたでオンエアされている

”誰かがサズを弾いていた”

この曲が今一部の人たちの間で話題になっているようです。

ヤドランカというサラエボ出身の女性歌手の歌う異国の香り漂う

リリカルな曲と美しく幻想的なビジュアルが独特の世界観を

醸し出しているのです。それもそのはず かの宇野亜喜良氏の

イラストと造形作品が扱われているのですから…

私はたまたま妹から情報を得たのですが まさかみんなのうたとは 

まったくノーマークでしたから ちょっと意外な気がしました。

子供向けというより大人の為のメルヘンといった趣きの曲に流れる

エキゾチックなサズの音色… サズという聞きなれない名前の楽器は

イラン、トルコ、バルカン半島諸国の民族楽器だそうです。

ペルシャ語で”笹が奏でる風の音”という詩的な意味を持っています。

悠久のシルクロードの浪漫世界にメランコリックでデモーニッシュな

キャラクターがぴったりとはまって 印象的な映像に仕上がっています。


美フェイスⅡ


以前にも触れましたが宇野亜喜良氏は私にとっては少しばかり

ご縁のある先生であり 憧れのアーティストでもあるのです。

今回の映像の中に登場する造形作品をみても解りますが

平面はもとより立体作品にもその個性は遺憾なく発揮されています。

初めて天使像の実物を見た時にはその魅力に強い衝撃を受けたものです。

どうしてこんなに素敵な作品が生み出せるのだろうと溜息をついてしまうほど…

会場でお会いした折に 紙粘土を使って制作しているとお聞きしてから 

少し興味が湧いて 一時期 立体作品に手を出してみたことがあります。

実際に触ってみるとなかなか面白くて 頭(かしら)だけを作ってみたりは

していたのですが 結局突き詰めるところまでは行かず中途半端な試作品

のまま放っておいている状態です。また いつか気が向いた時の愉しみに

とっておこうかと思っていますが いつになるのやら…… 

☆・:*:・゚'★.。・:*:・゚'☆


ギャルソンブログ用
<garçon>


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☆☆可愛い ボンボン☆☆
舞子ちゃんⅡ


夜桜見物の帰り道 南座近くの京菓子司 俵屋吉富の前を通りかかった時でした。

かわいいディスプレイに思わず足が止まり、近づいてよく見ると

キャンディらしき砂糖菓子のようでした。見た目はもちろん

名前も”京まいこちゃんボンボン”というキュートなそのお菓子

”祇園店限定販売”だなんて 悔しいけれど心惹かれるではありませんか(笑)

興味をそそられて店内に入ってみると 他にも京野菜のバージョンもあって

季節によってデザインやラインナップが変わる様でした。

もちろんその日はお目に止まった”京まいこちゃん~”を買って帰ることに


箱入り


箱を開けると こっぽり、ひょうたん、花かんざしなどの五種類

それぞれ三つずつ全部で十五個が綺麗に並んでいます。

 どれも可愛くて食べてしまうのが惜しくなるほど…

口に含むと薄い氷砂糖の衣がしゃらりと崩れて 同時に

中に閉じ込められていた甘いリキュールが広がります。

リキュールといっても、ほんのりとしか利いていませんから

アルコールの弱い方でも全然大丈夫ですよ(笑)

丸い形のボンボンが一般的ですが 京都らしいモチーフをとりいれた

こんな可愛いものがあるなんて今回ちょっとした発見をした気分です。



市松ブログ用
<市松人形>

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祇園円山 夜桜散歩 Ⅱ
祇園白川
辰巳橋より撮影 2011.4.10

祇園四条駅から円山公園まではメインストリートの四条通りを

八坂神社を目指してまっすぐ東山へというコースが一般的ですが

今のこの時期なら通りを北に少し入って白川沿いの桜と

風情のある景観を楽しみながらのそぞろ歩きがおすすめです

京都を舞台にしたドラマでは必ずと言って良いほど映される

辰巳神社もこの界隈にあります。写真を撮りたくなるスポットが

目白押しでそこかしこでカメラを構える人の多いこと。

ブログ
白川沿いにて

この辺りには偽舞妓(?)も出没して本物気取りでポーズをとっていたりします。

それにしても外国人観光客の姿をほとんど見かけないのが妙に不思議で(笑)

やはり現在進行中のこの国の不安な状況が 色々なところに影を落として

いる様です。花見の宴会風景にさえどこか自粛ムードが漂って…

私自身の事情からいえば心寂しい春を過ごすのは止むを得ないと思って

いましたが まさか世間全体が沈み込む程の大惨事が起きようとは…

ちょうど ひと月前の出来事でしたね。死者,行方不明者の数も増える

一方で、いまだに不自由な生活を余儀なくされている人々のことを

考えると やっぱり花見も心浮き立たないのは仕方のないことに思います。

夜桜高瀬川ブログ
木屋町筋 高瀬川

帰り道は木屋町筋を 高瀬川沿いの見事な桜並木を眺めながら三条駅まで

歩くことにしました。どこも染井吉野はほぼ満開で そろそろ散り始めかと

色は匂へど散りぬるを…

今年の桜はいつもとは違った意味で 心に染み入るものになりました。


花舞Ⅱ

★<花舞>は本来三部作です。縦長サイズの為 ポストカード向きではありませんね


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祇園円山 夜桜散歩 Ⅰ 
夜桜ブログ
もはや主役の風格…   2011.4.10撮影


★★★


昨年の春は母の容態が思わしくなく 毎年恒例にしていた

祇園の枝垂れ桜をとうとう見ることができませんでした。

今年は 肉親を失った悲しみを抱えた心のままで

花見なんてできるのだろうかと思っていたのですが 

昨日 思い切って会いに行ってきました。

年々枝ぶりや容姿が衰えてきていることが気がかりでしたが

二年ぶりに観る桜は少し息を吹き返している様でほっとしました。

驚いたのは 雪吊りのようなワイヤー(?)が枝を支えながら

放射状に桜全体を囲んでいることで、これなら大敵カラスも

近づけなくて桜にとっては大助かりです。

暫く見ない内にこんな良策が施されていたことに

とても嬉しくなりました。

それにしても 篝火に浮かび上がる桜の姿は相変わらず

美しく妖艶で思わずため息が漏れるほどでした。

やっぱり会いにきてよかった…

今この時にしか出会えない美しさを見逃してしまうなんて

もったいない話です。それこそが一期一会ということなのでしょう

いつも私の傍らで一緒に桜を見上げていた

母の嬉しそうな顔が浮かんで 思わず涙がこぼれました。

'★.。・:*:・゚'☆

あでやかな

花神となりぬ

紅枝垂れ

今宵 三日月

空にかかりて

'★.。・:*:・゚'☆


花影

<花 影>


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われ 桜を愛でし 大和なでしこ…
水面Ⅲブログ


爛漫の桜花 風に舞い 

池の水面に浮かぶ花びら 

流れのままに

寄せて 離れて 花筏

ゆるりと泳ぐ錦鯉の

朱の斑紋 美しく映ゆ

 

日本人の桜に対する思い入れの深さは花が咲いている時ばかりではなく

散り際もその後の様まで繊細な感性で表現してきたことでもわかります。

水面に浮かんで流されていく いわば最後の姿さえ花筏-はないかだ-と

形容した いにしえの日本人の美意識って本当に素敵だと思います。 



桜花

★この画もデビュー前の未発表作品 
まだ個性が確立できていないせもあって古風に過ぎる様です



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~あなたは カピタン わたしは… ~
カピタン櫛ブログ


詩とメルヘンでのお仕事は まず編集部から届く依頼原稿に

目を通すことから始まるのですが、どんな詩や文章が自分に

割り当てられるのか、毎回封筒を開けるのが楽しみでした。

読んだ途端にイメージの湧くものもあれば、逆に最後まで

悩まされるものもあって…もう既に休(廃)刊となっていますが

あの頃のことを思い出すと懐かしくて今でも胸が熱くなります。

ゆきやなぎれいさんの「船がゆく」はそんな中でも

鮮烈な印象を受けた作品だったように覚えています。

「詩とメルヘン」はけっして子供向けの雑誌という訳では

なかったのですが この詩はかなり異色作に感じられました。

オペラ”蝶々婦人”を連想させるような世界には 日本画的な

私の絵がぴったりはまると編集部が判断したのでしょう

読後の第一印象はかなり難しいと思ったのですが、案外すんなり

入り込めて構図も大胆に決まりました。ディテールとして緋色の

襦袢が艶かしさを演出して それこそ「詩とメルヘン」には

かなり不釣合いな出来映えとなったのではないかと…(笑)


船がゆく 詩/ゆきやなぎ れい


船がゆく

三本マストのオランダ船が


あなたは カピタン

わたしは 丸山の遊女

きっと それだけのこと


カピタンのあなたが

出島ですごした この年月

やがて国に帰って

思い出すなつかしい思い出

それが二人の日々


あなたを乗せて

三本マストの船がゆく

あなたはカピタン わたしは遊女

そう思えば まるで美しい物語り


船がゆくだけ

それぞれの幸せを見つけようなんて

あなたのことばは

風に消されて聞こえてこない



カピタンブログサイズ


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~美味しいスィーツは心の救世主…かも?~
ぼかし


和菓子も洋菓子も その季節ごとに目と舌を楽しませてくれます。

ストレスが貯まってくると 甘いものが欲しくなるのも

脳が自然と求めているからだといわれますが…

お天気も良いので近場の桜を楽しみながら

散歩がてらケーキ屋まで出掛けることにしました。

最近オープンした新しいお店が気になっていたので覗いてみることに…


街のケーキ屋さんブログ用


エントランスの雰囲気もなかなか素敵なのでデジカメでパチリ-★

春らしいやさしい色合いのスィーツが並ぶショーケースの前で

さて どれを選ぼうか迷うのも幸せな時間です。

ダイエットという単語はこの際 頭の片隅に追いやることにして(笑)

デコレーションの可愛い苺エクレアと あとは定番のショートケーキ、

シンプルなチョコレートケーキをチョイスすることに…

店先


先日観た映画「洋菓子店コアンドル」の中でも美味しそうなスィーツが

次々と登場して観終わった後 思わずケーキが食べたくなりました。

単純かもしれませんが、美味しいお菓子って 口に運んだとたん

理屈抜きに幸せな気分にさせてくれます。

お菓子作りの得意な友人(ほとんどプロ!) が 昨年母の入院看病で

心身共に疲れ果てていた私に 手作りの焼き菓子を差し入れてくれたことが

ありました。そのやさしい味と心遣いに張り詰めていた気持ちが

ゆっくりとほぐれていくようでとても嬉しかったことを思い出します。


ティータイムミニ
<苺エクレア&アールグレイティー>


桜を眺めながらの帰り道、私や母のためによくケーキの箱を嬉しそうに

提げて帰ってきた父の姿が一瞬蘇って 思わず涙ぐんでしまいました。

不意打ちのように買ってくる父に私ときたら「太ると嫌だから控えて

いるのに…」なんて 迷惑半分な可愛げのないことを言ってのけたり

今から思えば もっと素直に喜んでみせればよかったと後悔ばかりで…

それでも つい気をゆるめて食べていると体重も体型も見苦しくなって

しまうのでくれぐれも程々に 自重するように とは思っているのですが

皮肉にもそれがかえってストレスになっているのかもしれませんね(笑)


ティーカップブログ用
<ティーカップ>
★デビュー前の作品です お恥ずかしい…


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~渡月橋~ 都(みやこ)の桜はほころび始めたばかり…
嵐山春風景ブログ用
<2011.4/4 渡月橋より望む嵐山春景色>



野上ヒトミさんの作品を拝見するために出かけてみれば 嵯峨芸大キャンパスは嵐山に程近く車折神社、鹿王院なども徒歩圏内という素晴しいロケーション。

せっかくだからと野上さんの案内で観光がてら嵐山散策することになりました。

当日は少し肌寒いとはいえ快晴に恵まれて、何より桜の花がそろそろ開きかけてきたことが心を浮き立たせました。

渡月橋あたりに辿り着くと観光客で賑わっているものの、やはり心なしか例年よりは少ないように思えました。これから満開を迎える頃にはきっともっと増えるでしょうけれど…

母が新婚時代に父と嵐山を訪れた折に、渡月橋を渡る十三参りの女の子の姿が強く印象に残ったらしく、それがまるで暗示だったかの様に 結局授かったのは女の子だったと話していたことを思い出しました。

どこへ出かけても、父と母の思い出に結びつくことが多くて…特に京都はことさらに。

橋を渡った側の茶店の野外席に腰を下ろし、お抹茶とお団子のセットでほっこりお花見気分を味わってから帰途につきました。

一年中で最も華やかに彩られる都の春は いよいよこれからが本番です。


渡月橋枝垂れ桜ブログ用
<既に満開に近い枝垂れ桜の木も…>


手毬ブログ用小
< 手  毬 >



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ゴリラは訴える…現代物質文明の歪みを
嵯峨美DM

嵯峨芸術大学内 ギャラリー「アートスペース嵯峨」にて、「京都嵯峨芸術大学 選抜作品展」が開催されています。

2月に京都市美術館で行われた「第39回卒業・修了制作展の出品者より選抜された学生の作品約50 点が、それぞれ[美術・造形部門]と[デザイン部門]に分けて展示されます。

友人の野上ヒトミさんの作品もその中の一点に選ばれています。
彼女の専攻は版画。 教育後援会奨励賞を受賞した今回の作品はベニヤ板全形二枚分の大作 "for safe"

遠目には 檻の中から巨体を揺らしながらこちらをうかがうゴリラの姿

近づいてよく観察すると…カセットテープや分解した携帯電話、パソコンの部品など
それこそ様々な廃材を利用した転写版画で構成されていることに驚きます。

画面の上を覆う鉄格子に見立てた障子の枠組みが更に作品をユニークに演出しています。
この障子枠も敷居も学舎内に廃棄されていたものを彼女自身が拾って汚れを洗い落とし塗料を塗り重ね、苦心の末に再生させた代物だそうです。

現代の物質社会への作者のシニカルな視線をこのゴリラは代弁しているかのようで

ユーモラスな表情が逆に哀しさを誘うように感じるのは私の深読みかも知れませんが…
画面の右上に羽ばたく鳥のシルエットが表すものは希望でしょうか それとも絶望…?

彼女の作品を含めた美術・造形部門の展示は4月10日まで  4月12日~24日はデザイン部門展示となります。



野上ヒトミ作品
★ゴリラくんのインパクトはなかなかのものです★
何を使って細部まで構成されているのかは実物を見てのお楽しみ(笑)




~春はあけぼの…~
春は曙Ⅱ

春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際(きは)

少しあかりて 紫だちたる雲の 細くたなびきたる



ブログ記事を考えているうちに気がつくと明け方になってしまって…

ベランダに出て東の山並みを見ると ちょうど朝日が昇ってくるところでした。

まさしく 枕草子の冒頭の世界が目の前に広がっているようで…

その情景があまりに美しくて思わずカメラに収めたのがこの画像です。

遙か平安の昔 清少納言の眺めた情景に思いを馳せながら 

変わり果てた東北の地にもこんな風に美しい朝日が昇って

いるのかと思うと切なくて複雑な気持ちにならざるをえません。

美しい山河と人々の平和な生活の営みが一日も早く戻ることを

日本中のみんなが心から祈っています。


夜桜がさわぐ…
ブログ用


桜咲く春の宵 この季節限定で聴きたくなる曲がいくつかあります。

'91公開の映画"天河伝説殺人事件"の主題歌もその一つです。

映画自体の評価はそうでもなく私も観ていませんが、曲だけが印象に残りました。

オリジナルは関口誠人の作曲で自身が歌っています。特にファンという訳では

ありませんが、この曲には彼の声のトーンがよくはまっているように思います。

女性歌手もカバーしていますが情念がこもり過ぎる感じで私的にはダメです。

退廃的な歌詞とエキゾチックな旋律が悲劇的な物語のイメージと相まって

夜桜にふさわしい耽美的で独特な一曲となっています。

それにしてもこの曲、発表されてから既に20年経っているとは…

せっかくなので歌詞をご紹介しましょう。案外ご存知の方も多いかも…



散り急ぐ花びらを 時間(とき)の背中に

サヨナラと並べてる 指がいじらしいね

殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから…

添い寝して永遠に抱いていてあげる

いい夢を見なさいな うたかたの夢を

夜桜が さわぐ

幸薄い蜉蝣(かげろう)の衣(きぬ)を脱ぐように

凛とした生き方の自分を見せたくて

焦がれそうなほど哀しすぎたから…

添い寝して三日月を枕に眠れば

魂は蘇って 火の鳥に変わる

天の川 キラリ

殺(あや)めたいくらい 愛しすぎたから…

添い寝して運命に寄り添ってあげる

冷えきった掌を胸に押しあてて

あたためて

添い寝して永遠に抱いていてあげる

いい夢を見なさいな うたかたの夢を

夜桜が さわぐ





ブログ用三日月Ⅱ文字入り

★<Moon>の別バージョンの作品です。<Moon>の原画は
昨年母校 京都芸大のイベントで落札されて私の手元にはありません。
この画はどちらかというと失敗作です。情念が過剰すぎて…(笑)



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