永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
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憂いの美と宇野亜喜良氏
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<夏の終わりに・・・>


私がこの世界に入るきっかけっとなった”詩とメルヘン”
イラストコンクール。
選考委員はやなせたかし先生、宇野亜喜良先生、牧野鈴子先生の
三名の方々でした。

授賞式の折に”君の絵をチョイスしたのは宇野君なんだよ”と
少し意外そうにやなせ先生がおっしゃたことを覚えています。

私としては入選できただけでも嬉しい上に、宇野亜喜良先生の
目に止めて頂けたのかと思うとそれだけで夢の様でした。

宇野亜喜良先生といえばエディトリアルの世界でも
グラフィックの世界でも超一流の作家です。

氏の描く人物には深い陰影が感じられ、
特に大人の女性の物憂げな哀しみの漂う表情は本当に魅力的です。
やなせ先生が”彼は超いい人なのに作品にはデモーニッシュな
魅力があるのは不思議だね”とコメントされていたことが
興味深く記憶に残っています。

以前に広告のイラストをプレゼンした時に”表情がおとなしすぎる。
むしろ少し暗い・・口を開けて笑った絵を描いて頂けませんか?”と
要求されて結局うまく描けなかったことがありました。

基本的に私の絵は情緒的な作風なので、大口を開けて笑う女性なんてあり得ない!
と不愉快に思いつつやっぱりつクライアントの要求に応えらない私は
本当のプロとは言えないのでしょうね。
いつまでも貧乏画家なのはそのせい?(笑)

どうしても私的には太陽の似合う開放的なものよりも、
月の光の神秘性に魅力を感じる性分なのですから・・・

その時にふと頭をよぎったのは宇野先生の絵だった様に思います。

※当ブログの永倉万里江のイラストの著作権は全て作家永倉万里江にあります。
イラストの画像の無断使用、転載を禁じます。
◆もし上記の内容が発覚した場合は、法的措置を講じます。
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暑中お見舞い申し上げます
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<夏美人>


あれやこれやで七月も残り僅かとなりました。
ようやく鬱陶しい梅雨が明けた途端に連日の猛暑でクーラー漬けの生活です。
この時期の制作はなかなか辛いものがあります。

十月までにはあまり余裕のない日程となってしまって
今更何をや言わんかですが、あらためてペース配分の悪さに後悔しきりの日々です。

今回の展示作品は一部を除いて販売予定のつもりです。
できればお求め易い小品を充実させたいのですが・・・
いろいろな面でギャラリー妖精村のスタッフの方々と相談しながら
進めてゆくことになります。

これからの二ヶ月間は短期集中(受験生か?)で頑張らなくちゃ!です。
が、それにしても夏は嫌いだ~

さて今回紹介の作品は珍しく水着姿の女性です。
かなり以前に描いたもので私自身久しぶりに目にするものですが、
オーソドックスなワンピースタイプでちょっとおとなしすぎかも・・・

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梅雨明けはいつになるやら・・・
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<ゆかた美人>


この記事を書いている時点では、まだ梅雨明け宣言は出されていませんが、
私の住まいの裏手の繁みでは気の早い蝉が鳴き始めました。

蝉の声を聞くと、いよいよ盛夏だな・・と実感しますね。
それに伴って恒例の暑中見舞いの絵も考えなくてはいけない時期でもあります。

年賀状も暑中見舞いも男女2パターンを考える時もあるのですが、
今年は何だかゆとりのない状況なのでどうなることやらです。

それにしても夏は大のニガテの私、避暑地のアトリエで
優雅に絵を描ける様な身分になってみたいホント(笑)

しかし現実はと言うと信じられない位雑然とした空間で
髪を振り乱して(?)絵を描いているという状況です。
決して人様にはお見せできない舞台裏です・・・(笑い)

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タイトルイメージとBGM
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<流 雲>  


タイトルが”ノスタルジア”に決まったことは前回ご報告しましたが、
最終的に完成したDM 用イラストを見てやっと思い浮かんだものです。

タイトルが先に決まってしまう場合も多いのですが
今回はその点でも最後まで迷っていましたね。

昨今のクラシックブームを取り入れてみようかなと、
それらしき単語を並べてみたり・・始めは麗しきロンド”輪舞”なんて
どうかなとか(この案はあるドラマを想起させる様で却下)

カノンという響きが素敵に思えて最後まで候補に残しておいたのですが・・・
タイトルが決まると不思議なもので作品のイメージが次第に湧いてくる
ような感じです。

BGMに関しては、クラシック通のお友達に相談に乗って貰ってます。
彼女は熱烈なヨーヨー・マのファンで、彼がきっかけとなって
クラシック音楽への造詣を深めていった様です。

ヨーヨー・マは世界的なチェリストの地位に収まらず、
なかなか多彩で精力的な活動を続ける魅力的なアーティストです。

今回の会場でも彼女の選曲でヨーヨーのチェロの音色も楽しめると
思いますのでお楽しみに・・

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DMイラスト完成
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<月夜のモノローグ>


台風一過、私の居住地域は幸いにも直撃を免れましたが、
各地で被害が出ているニュースを見ると居たたまれない思いです。
その矢先、今度は信越地方に震度6の地震の速報が飛び込んできました。
天災はいつ起こるか予測できないものですが、こう次から次となると
恐ろしくなります。

近年の異常気象は地球環境の悪化が引き起こすものと、
声高にエコライフが提唱されてはいても、果たしてどこまで
改善できるのか疑問です。

地球が現在危機的状況にあっても、世界各地での紛争は絶えず、
人類はなんと愚かなことを繰り返しているのでしょうね・・・
石の森章太郎の漫画’サイボーグ’009’の’天使編’だったか、
人間のあまりの愚行ぶりにお怒りになった’神’が天使たちを
地上に降り立たせ、人類を絶滅させようとする内容だったと思うのですが
(記憶に自信ないのでスミマセン)
ふとそんなお話を思い出してしまいました。

なんだか硬い話題になってしまいましたが、私の制作状況はと言いますと、
やっとDM用のイラストを完成させることができてほっと一息ついたところです。
今回は本当に”格闘”の様な日々の連続です。

こんなに作品を生み出すことに苦しんだことは初めてかも知れません。
でもようやく全体的なイメージの輪郭が浮かんできた様に思います。

ビジュアルはまだ公表できませんが、タイトルは”ノスタルジア”に
決まりましたのでお知らせしておきますね。

展示期間が秋なのでシックで濃密な耽美世界を表現できたら・・・
と思ってはいるのですが、肝心の作品はこれから描き下ろして
いかなくてはならないのですから、苦しくも楽しい(?)日々が
当分続く訳です。頑張ります!!

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赤いトマト
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<一人のキッチン>

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<完熟トマト>


家のベランダのささやかな菜園(?)に可愛いトマトが実りました。
とは言え私は全く世話をしておらず、もっぱら父が手入れして育てたのですが・・・
早速収穫してそのまま頂きましたが、やっぱり完熟していても
実はしっかりしていて甘みも程良く美味でした。

スライスオニオンの上にツナと一緒に盛ってサラダにしてもいいですね。
この頃は野菜も年中出回っているので、”旬”がいつなのかよく判らない
ことが多いですが、木になるトマトは夏の恵みといった光景です。

大学の卒業制作に青いトマトを描いて学校買上となった先輩の作品を思い出しました。
まだ色付く前のグリーントマトは初々しい魅力があって不思議です。

さて、そんな呑気なことを言ってる場合ではなくて、
十月の作品展の案内状用のイラストの締め切りで
只今修羅場の最中です。
DMが出来上がるのは九月初旬とのことです。お楽しみに・・・

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ゆかたに思う・・・
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さて、いよいよ七月・・・梅雨明けはまだ先ではありますが、
夏祭を控えてゆかたの話題が多くなってきました。

正式な着物というと敬遠されぎみでも、ゆかたとなると気楽に
装えるのが魅力なのか最近はすっかり定着した感がありますね。

雑誌でも頻繁に取り上げられ、色柄ともに本当に豊富ですが、
私の好み的にはオーソドックスな紺地か白地のものに目が行きます。

夏の暑さの中、何よりもキリッと涼しげに着こなして欲しいものです。
売り手としては、買い手のニーズに合わせて多種多様の色柄を提供しなければ
ならないことは解りますが、どう見ても感覚を疑いたくなる様な
コーディネートを見掛けることも多々あります。

時代に合わせた感覚を取り入れつつ、たとえゆかたであれ和装する時には
”品”を失って欲しくないものです。

今回の画は”詩とメルヘン”誌上で付録カレンダーとして描いた
七、八月用の作品です。

芙蓉の花とゆかた美人の組み合わせ、やはり紺地に蜻蛉柄の浴衣に
山吹色の帯で涼しげに・・・冷やし飴をさりげなく添えたのは遊びです・・・
(笑)

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久々の神戸
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先日、お友達と一緒に数年ぶりに神戸に出掛けました。
異国情緒漂う雰囲気は個人的にとても好きなので、
久しぶりに見る街並みにワクワクしてしまいました。

話題の生田神社にも参拝しましたが、社殿の背景の山並みに
圧倒される思いでした。
トアロードから坂道を下って、お洒落な旧居留地へと・・・
すぐ近くに港を控えて心地よい潮風を感じながら街中を散策していると、
あの忌まわしい震災がまるで夢であったかの様な錯覚を覚えてしまいました。

それでも足元に埋め込まれたメッセージプレートを目にした時には
”ああ、やっぱり・・・”と溜息が漏れました。

確か震災から二年後の秋だったと思うのですが、
ハーバーランドの阪急百貨店で催された”やなせたかしと仲間展”に、
私も僭越ながら作品を並べて頂いたことを思い出します。

あれから十年も経つのですから月日の流れるなんと早いことか・・・
それにしても私の神戸のイメージは成熟した大人の似合う街であるということ、
ジャズとコーヒーとシガレット・・・京都の”和”に対して
”洋”の魅力、私はそのどちらも愛してやみません。

私の画の印象も和洋折衷の趣きがあるのも、そんな指向からかも知れませんね・・


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清楚な花
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紫陽花と同じく梅雨の季節に咲く花として、なによりも
その芳しい香りに思わず立ち止まってしまうのが”クチナシ”です。

甘く濃密でいてどこか涼やかさのある香り・・・
肉厚のある白い花びら、この"白”が絵の具のチューブから
そのまま絞り出した様なまったくのホワイトで、青みの濃い
艶のある葉の色とのコントラストがとても清々しい美しさです。

一重咲きよりも私は八重咲きの方が好きですね。
清楚な美しさから男性の方は理想の女性像を重ね合わせられるのでしょうか?
歌謡曲にも取り上げられていますよね。

ただ昨今の女性の中にそんなイメージを求めるのはかなり難しいかも・・・(笑)
この花もモチーフとして描きたいと思いながらこの数年なかなかスケッチ
できないまま時期を逸っしてしまってます。花は待っていてくれませんものね・・・
と言うわけで今回の画には”クチナシ”の花は登場しませんが、
雨の中うつむく花に佇む女性の図をご覧下さい・・・

余談ですがこの画の中の”傘”は私の自前の物を描いたのですが、
バスに置き忘れたまま結局紛失してしまったことを
見る度思い出してチョッピリ悔しいです。

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紫陽花の候
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更新がなかなかままならない今日この頃、季節は梅雨の只中となりました。

雨の日は鬱陶しくはありますが、この時期にこそ似合う花が咲くのですね・・・
”紫陽花”は色が変化することから昔は忌み嫌われたと聞きますが、
花言葉も”心変わり”だったでしょうか?

先日テレビで様々な種類が紹介されていてとても興味深かったです。
品種改良のせいもあるのでしょうが、思った以上に多種多様で驚きました。

ご存知の方が多いとは思いますが、花びらに見える部分は”がく”にあたるそうで、
小さな花心部分が本来の花なのですね。
近くに寄って観察してみると、なるほどそうかとうなずけますよ。

私は色的には少し深みのある青系のものが好みです。
大きな塊の様に咲く種類も見応えがありますが、
額紫陽花も可憐で好きですね。

日本画の画題としてもよく取り上げられていますが、
山口蓬春の紫陽花の画が
格別だった様に記憶しています。


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