永倉万里江 Jasminz Press<ジャスミンズプレス>
レトロモダンな美人画を描くイラストレーター永倉万里江の近況など・・・
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原点を振り返って
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今年十月に京都のギャラリー妖精村での作品展が決まっています。

前回の個展’MARIEISM2002'から実に5年のブランクがあるので、
創作を軌道に乗せるのに只今苦戦しています。

’93年の初めての個展’Simpleなくちづけ’からだいたい二年とは空けず作品展
(企画展参加を含む)を開いていたのですが・・・
テーマをまだ絞り込めずにいる今、あらためて今までの作品の流れを
振り返りながら感覚を取り戻して行こうと思います。

私の原点はやはり’美人画’ということになります。
’美人画’というジャンルは現代絵画の世界では人物画というくくりと
なるようですが、浮世絵や日本画の系譜の上では重要な位置を占め、
好んで描かれてきました。

多くの有名な作家が存在していますが、その中でも私にとっては
’上村松園’が一番好きな画家です。

彼女の描く品格のある女性像は私の憧れでもあり、
足下にも及びませんが目指すところでもあります。

着物姿、洋装、男女にかかわらず
常に’品’を感じさせる作品を描いてゆきたいものです。


※当ブログの永倉万里江のイラストの著作権は全て作家永倉万里江にあります。
イラストの画像の無断使用、転載を禁じます。
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ゆく春 桜に寄せて・・・
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<惜 春>

満開の花に浮かれていたのも束の間、春の風に花吹雪となり、
路面に水面に小さなぴんくの花びらが散り敷いて、
今年もそろそろ桜との別れに名残を惜しむ時期となりました・・・
(遅咲きの八重桜はまだ見れますよね)

毎年ほんの数週間ですが桜の花によって夢の様に耽美的な気分を呼び覚まされます。
桜の美しさにはどこか’陰影’がつきまといます。
はかなく哀しく、狂気すら秘めて・・・
私達日本人の美意識にはぴったり当てはまる象徴的な花なのでしょうね・・・

’願わくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ’ 
西行の有名な歌がどうしても浮かんでしまいます。

この歌を意識して描いた訳ではないのですがイメージが重なる作品があります。
中村聖子さんの詩’残雪’に寄せたイラストで、枝垂れ桜の下にまどろむ様に
横たわる女性の姿を表現しています。

もともとこの桜のモデルとなったのは東本願寺の別庭園で見かけた紅枝垂れ。
地面すれすれまで垂れた花枝が美しく、いつか作品に取り入れようと
心に暖めていたモチーフでした。

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さくら さくら・・・
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<今年の円山桜>

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毎年桜の季節になると何故か心穏やかではありません。
蕾が膨らみかければ、いつ頃咲くのか満開の時期が気にかかり、
咲いたら咲いたで雨は大丈夫か風はどうかと、天候が心配になり・・・
それでも桜の話題抜きには春は過ごせませんね。

毎年必ず観に行くことにしているのは京都祇園の円山公園の枝垂れ桜です。
通い続けてもう20年以上になりますが、今年も会ってきました。

ここ数年花の付き方や枝振りが寂しくなってきていることが気がかりです。
全盛の頃の見事な姿を知っているだけに、この頃の状態を目にすると
何だか切なくなります。それでも夕闇に篝火が焚かれる中に浮かび上がる様は
やはり京都(みやこ)の桜ならではの艶っぽさでした。

花はいろいろあれど’桜’はやはり格別な存在です。
モチーフとしても取り上げることが多く’詩とメルヘン’でも何度か描いています。
その中で代表作といえば、浦川堤さんの詩’さくら’に添えたイラストでしょうか・・・
桜の花に手を差し延べる着物姿の少女の表情が初々しくやさしい雰囲気に
仕上がっています。

この絵は’94に東京のギャラリーマヤで開いた六人展’春を奏でる’の
DMとして使用し好評だったことを思い出します。

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ビーナスフォート
ここ数年二月は、やなせ先生のお誕生会出席のために上京することが恒例となっ

ています。せっかくなので、いつもついでの東京観光を楽しんでいます。JTBで

チケットの手配をすると、特典として無料シャトルバスを利用することができる

ので今回は、レインボーブリッジを通りお台場から東京タワーへの人気スポット

を巡る夜景コースに便乗することにしました。昼間とはガラリと表情の変わる”

大都会東京”はなかなかエキサイティングでしたね。特に”ビーナスフォート”

がとても印象に残りました。人工の天空が頭上に広がり、見上げれば吊り下げら

れたカラフルなイルミネーションボールがロマンティックで不思議な空間を演出

していて素敵な初体験となりました。残念ながら1時間の自由行動だったので十

分回りきれなかったことが心残りですが、次回は”ゆりかもめ”に乗って一日

ゆっくり遊んでみていと思っています。

それにしても、ついついデジカメのシャッターを押している私ってさぞ”お上り

さん”に見えたでしょうね・・・(笑)


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”幻想空間”

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”女神の泉”
着物で気合い!
着物は大好きなのですが、気持ちにゆとりのない日々を過ごしていると、つい袖を通す機会が少なくなってしまいます。
ただ今回は米寿のお祝いという特別なセレモニーの席ということもあるので、是非正装して行こうと思い準備することにしました。
着物で出席するのは実は二度目です。11年前の喜寿のお祝いの折には紫色の訪問着に唐織りの帯でコーディネイトしました。この時の印象が強かったせいか、洋服で出席する度に”今日は着物ではないの?”と問われることが多いのには困り物ですが・・・
永田萠さんとの出会いも着物の取り持つご縁なのですが、そのエピソードは後日また・・・
今回は母の着物を拝借することにしました。地紋は細かな菊花模様の渋めの緑色の小紋(遠目には無地物に見えるのですが)に、大柄の笹葉模様をあしらった濃い小豆色の京小袋帯を合わせ、山吹色の平打ちの帯締めでまとめてみました。
さて、その様に気合いを入れて当日いざ出席したものの、主賓のやなせ先生になかなか接触することができず諦めかけていたのですが
パーティーがお開きとなって会場を出るあたりでやっとご挨拶することができました。「やあ、着物で来たんだね」と声をかけて頂いてなんだか報われた気分の私なのでした。


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